動画編集の専門用語100選【完全ガイド】 動画編集スクールFURWA

動画編集未経験・初心者向けの記事です。

動画編集を始めるにあたって、基本用語を理解することは非常に重要です。
動画制作を請け負う際に使うのはもちろんのこと、参考書や動画編集サイトでも専門用語で記載されていることが多いです。

この記事では、動画編集の初心者から中級者向けに、動画編集スクールFURWA（ふぅわ）が、知っておくべき専門用語を100個厳選し、簡潔にわかりやすく解説。さらに重要な基本用語８つを厳選し、詳しく解説します。なお、初心者が覚えておいたほうが良い35選もご紹介します。
リンク付きでの紹介は、専門用語についてさらに詳しく記載しているページに飛びます。

これらの専門用語をマスターすれば、編集作業がスムーズになり、プロフェッショナルな作品作りの土台になります。

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動画編集の基本的な用語　1-20

1. カット (Cut)※重要

カットとは、ビデオの特定の部分を切り取る編集作業のこと。
映像の不要な部分を削除して、必要な部分だけを残すことで、視聴者に伝えたい情報を明確にできる。
ソフトウェア内の【カットツール】や【トリムツール】を使用して、映像をタイムライン上でトリミングしたり、分割して不要な部分を取り除く。

2. トリム (Trim)

トリムとは、映像や音声クリップの始まりや終わりの部分を短縮する作業。
特定の範囲を切り取り、映像の長さを調整。

3. タイムライン (Timeline)※重要

タイムラインとは、編集ソフトで映像や音声、テキストを配置していく場所。
時間軸に沿って要素を並べ、動画全体の構成を管理。
タイムライン上でクリップをカットしたり、順番を変更したりして編集を進める。

4. クリップ (Clip)

クリップとは、タイムライン上に配置する映像や音声の一部のこと。
各クリップを組み合わせて1つの動画を構成。

5. レイヤー (Layer)※重要

レイヤーとは、画像編集ソフトと同様に、複数の素材（映像、音声、テキストなど）を重ねて編集するための層。
レイヤー機能をうまく使うことで、異なる要素を視覚的に管理しやすくなり、複数の映像を同時に表示させたり、個別に調整したりしやすくなる。

6. プレイヘッド (Playhead)

プレイヘッドとは、タイムライン上で再生位置を示す縦のライン。
このラインを動かすことで、再生する位置を指定できる。

7. スプリット編集 (Split)

スプリット編集とは、前のカットに次のカットの音声を先行させる、または、前のカットの音声を次のカットに残す編集方法。

8.リップシンク (Lip Sync)

リップシンクとは、映像のキャラクターや人間の口の動きと音声を同期させる作業。
特にアニメーションやナレーションで重要。

9. トラック (Track)

タイムライン上で各素材（音声や映像）が配置されるライン。

10. マーカー (Marker)

マーカーとは、タイムライン上で重要なポイントを示す目印。
特定のシーンや音のタイミングを指定するのに使われる。

11. トランジション (Transition)※重要

トランジションとは、シーンとシーンの切り替えを印象付ける効果のことです。
一般的なトランジションには、【フェードイン】【フェードアウト】【ディゾルブ】などがあります。これらを使うことで、映像の流れが自然になり、視聴者に違和感を与えにくくなるので、初心者でも使いやすい効果です。

12. ジャンプカット (Jump Cut)

映像内で突然の変化が起きる編集手法。

13. クロップ (Crop)

映像の不要な部分を切り取る作業。

14. ズームイン (Zoom In)

映像の一部分を拡大していく編集技術。

15. ズームアウト (Zoom Out)

映像の範囲を広げていく編集技術。

16. フェードイン (Fade In)

フェードインとは、映像や音声が徐々に現れる効果。
動画の冒頭でよく使用され、視覚や聴覚に自然な導入感を与える。

17. フェードアウト (Fade Out)

フェードアウトとは、映像や音声が徐々に消える効果。
動画のエンディングなどで使用され、自然な締めくくりを演出。

18. キーフレーム (Keyframe)

エフェクトやアニメーションの変化を設定する基準点。

19. アンカーポイント (Anchor Point)

アニメーションなどで、オブジェクトの動きの基準（中心）となる点。

20. モーションブラー (Motion Blur)

動きを強調するために、映像の動いている部分をぼかす効果（残像）。

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エフェクトやトランジション(効果や調整)に関する用語　21-40

21. エフェクト (Effect)※重要

エフェクトとは、映像や音声に視覚的または聴覚的な効果を加えるための機能。
映像の色調補正や明るさの調整、ブラーやモザイク、音声のエコーなどといった効果を動画に適用することで、動画に特定の雰囲気を持たせることができる。
編集ソフトには、多様なエフェクトがプリセットとして用意されていることが多い。

22. カラコレ (Color Correction)

カラコレとは、映像の色合いを自然に見せるための補正作業。
撮影時の光の加減や色温度を整えて、映像全体を統一する。
※動画編集のための色の持つイメージ12選 

23. カラーグレーディング (Color Grading)

カラーグレーディングとは、映像の色彩を芸術的に調整する技術。
全体の色味を調整し、特定のトーンやムードを作り出すために行う。

※カラーグレーディングの基本

24. ルックアップテーブル (LUT)

ルックアップテーブル (LUT)とは、映像の色を簡単に変換するためのプリセット。
カラーグレーディングを素早く行うための便利なツール。

25. フィルター (Filter)

映像や音声に特定の効果を適用するツール。

26. 露出 (Exposure)

映像の明るさを調整する作業。

27. サチュレーション (Saturation)

映像の色彩の強さを調整するパラメータ。

28. コントラスト (Contrast)

明るい部分と暗い部分の差を調整する機能。

29. シャープネス (Sharpness)

映像の輪郭を鮮明にする効果。

30. ビネット (Vignette)

映像の周囲を暗くし、中心を強調する効果。

31. スローモーション (Slow Motion)

スローモーションとは、映像を通常よりも遅く再生する効果。
アクションシーンや感動的な場面での演出でよく使われる。

32. タイムラプス (Time Lapse)

タイムラプスとは、ビデオを速く再生し、時間の経過を早送りで再現する技術。
風景の変化や日没、建物の建設過程などを短時間で表現できる。

33. スタビライザー (Stabilizer)

手ぶれのある映像を滑らかに補正する機能。

34. ディゾルブ (Dissolve)

ディゾルブとは、1つのシーンが徐々に次のシーンに重なって切り替わるトランジション効果。
時間の経過や感情の変化を示す際に使われることが多い。

35. ワイプ (Wipe)

ワイプとは、画面の一部が消えながら次のシーンが現れるトランジション効果。
よく使われるのは、横や縦に画面が移動するトランジション。

36. ピクチャーインピクチャー (PIP)

一つの画面に別の映像を重ねて表示する技術。

37. モザイク (Mosaic)

映像の一部をピクセル化してぼかす効果。

38. グリーンスクリーン (Green Screen)

背景を透明化し、別の映像を合成する技術。

39. グロー (Glow)

映像の特定部分に輝きを与えるエフェクト。

40. レンズフレア (Lens Flare)

レンズを通して強い光源が映像に反射する効果。

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フレームとエンコードに関する用語　41-60

41. フレーム (Frame)

フレームとは、動画を構成する静止画の1枚。
1秒間に表示されるフレームの数がフレームレートを決定する。

42. フレームレート (Frame Rate)※重要

フレームレート（FPS: Frames Per Second）とは、1秒間に表示されるフレーム（静止画）の数を指す。
動画は静止画の連続で構成されており、一般的なフレームレートとしては24fps、30fps、60fpsなどがよく使われる。
高いフレームレートでは動きが滑らかになり、低いフレームレートでは映画のような雰囲気を持たせることができる。
なお、24fpsが動画に見える最低枚数で、それ以下だとパラパラ漫画のようなカクカクした印象になる。

43. インターレース (Interlace)

インターレースとは、映像の走査線を奇数と偶数の一本おきに伝送し、一枚の画像を二回に分けて表示する方法で、映像を交互に描写して滑らかに見せる技術。
特にテレビ放送で使用されいるが、現代ではプログレッシブ方式が一般的。

44. プログレッシブ (Progressive)

プログレッシブとは、フレームをそのまま順番に描画する方式。
ぶれのない滑らかな映像を提供するため、YouTubeや配信動画では主流の形式。

45. コーデック (Codec)※重要

コーデックとは、映像や音声データを圧縮・解凍するための技術。
代表的なコーデックには、動画用のH.264や音声用のAACなどがある。
コーデックを使って動画を圧縮することで、ファイルサイズを小さく保ちながら、高品質な映像を維持することが可能。
※動画ファイル形式（拡張子）の代表的な種類

46. ビットレート (Bitrate)

ビットレートとは、映像や音声が1秒間に伝送されるデータ量。
ビットレートが高いほど映像や音声の品質が良くなるが、ファイルサイズも大きくなる。

47. 解像度 (Resolution)

解像度とは、映像のピクセル数を指す。
1920×1080（フルHD）や3840×2160（4K）が代表的。

48. アスペクト比 (Aspect Ratio)

アスペクト比とは、映像の横と縦の比率。
16:9（ワイドスクリーン）や4:3が一般的。

49. ピクセルアスペクト比 (PAR)

ピクセル自体の形状が正方形ではない場合に使用する比率。

50. ダウンサンプリング (Downsampling)

高解像度の映像を低解像度に変換すること。

51. エクスポート (Export)※重要

エクスポートとは、編集が終わった動画を最終的な形式（ファイル）として出力することを指す。
完成した動画を特定の形式（例：MP4、MOV）で保存し、公開や共有ができる状態にする。
エクスポート時には、解像度やコーデック、ビットレートなどの設定を調整して、最適な品質とファイルサイズを選択することが重要。

※動画ファイル形式（拡張子）の代表的な種類

52. レンダリング (Rendering)

レンダリングとは、編集ソフト内でのエフェクトやトランジション、アニメーションなどを含めた最終映像を生成するプロセス。
動画を視覚的に完成させるために必要な作業。

53. デコード (Decode)

圧縮された映像データを再生可能な形式に変換するプロセス。

54. インポート (Import)

素材（映像や音声）を編集ソフトに取り込む作業。

55. プロキシ (Proxy)

高解像度の映像を軽量化し、編集の負担を減らすための代理ファイル。

56. マルチカム編集 (Multicam Editing)

複数のカメラで撮影された映像を同時に編集する技術。

57. アルファチャンネル (Alpha Channel)

映像の透明度情報を含むチャンネル。

58. ビット深度 (Bit Depth)

1ピクセルあたりの色情報量。一般的には8bitや10bitが使われる。

59. クロマキー (Chroma Key)

特定の色を透過して別の映像を合成する技術。

60. ビットマップ (Bitmap)

ピクセル単位で画像を構成する形式。

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オーディオ編集に関する用語　61-80

61. BGM (Background Music)

BGMとは、映像のバックで流れる音楽。
動画の雰囲気を高め、視聴者の感情に訴える要素として重要。

62. ナレーション (Narration)

ナレーションとは、映像に対して解説や説明を加える音声。
ストーリーを補足するために使用される。

63. ダッキング (Ducking)

BGMの音量を他の音声に合わせて自動的に調整する効果。

64. サウンドエフェクト (Sound Effect)

サウンドエフェクトとは、映像に効果音を加える技術。
環境音や動作音など、臨場感を演出するために使用される。

65. フェード (Fade)

フェードとは、音声が徐々に大きくなったり、消えていったりする効果。
映像の場面転換に合わせて音の変化を付けることができる。

66. ピッチシフト (Pitch Shift)

音声の音程を変更する効果。

67. ミキシング (Mixing)

ミキシングとは、複数の音声トラックを調整し、全体の音量や音質をバランス良く仕上げる作業。
動画の音質をプロフェッショナルに仕上げるために欠かせないプロセス。

68. ボリューム (Volume)

音の大きさを調整する機能。

69. ノイズリダクション (Noise Reduction)

音声の不要なノイズを取り除く技術。

70. イコライザー (Equalizer)

特定の音域の音量を調整する機能。

71. コンプレッサー (Compressor)

音量のピークを抑え、全体のバランスを整えるエフェクト。

72. リバーブ (Reverb)

音声に残響効果を加える機能。

73. ディレイ (Delay)

音声に遅延効果を加えるエフェクト。

74. パン (Pan)

音声が左右に振れるように配置する設定。

75. クリッピング (Clipping)

音声が最大音量を超えて歪む現象。

76. モノラル (Mono)

1つのチャンネルのみを使用する音声形式。

77. ステレオ (Stereo)

左右2つのチャンネルで音を再生する音声形式。

78. サウンドデザイン (Sound Design)

映像に合わせた音響効果を作り出す作業。

79. オーディオサンプル (Audio Sample)

音声のデジタルデータを表す最小単位。

80. サンプリングレート (Sampling Rate)

1秒間に音声をサンプルする回数。44.1kHzや48kHzが一般的。

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映像制作の実践的な用語　81-100

81. テロップ (Subtitle)

映像に表示される文字情報。

※動画編集のための配色（色彩）アイディア帳-タイトル（文字）デザイン

82. モンタージュ (Montage)

映像を短いクリップで構成し、特定のテーマを表現する編集手法。

83. ストーリーボード (Storyboard)

映像のシーンを視覚的に計画するためのスケッチ。
※絵コンテの作り方とコツ・絵コンテの代替⁉字コンテの作り方とコツ

84. スクリーンキャスト (Screencast)

画面を録画しながら説明を行う動画のこと。

85. VFX (Visual Effects)

映像にデジタルエフェクトを加える技術。

86. プリプロダクション (Pre-production)

撮影や編集前の準備作業。

※ビデオや写真の撮影テクニック – おすすめの構図やカメラワーク４項目

87. ポスプロ (Post-production)

撮影後に行う編集作業。
※動画編集ガイド｜初心者が知るべき基本テクニック

88. フォーカス (Focus)

映像の特定部分を鮮明に見せる調整。

89. 被写界深度 (Depth of Field)

ピントが合う範囲の深さ。

90. マスタリング (Mastering)

最終的な映像や音声を整える工程。

91. オーサリング (Authoring)

動画をDVDやBlu-rayに書き出すための作業。
※DVD作成(オーサリング)【EncoreCS6】の操作法-計画編

92. シーン (Scene)

特定の時間や場所を表す映像の単位。

93. テイク (Take)

同じシーンを繰り返し撮影した個々のショット。

94. オープニング (Opening)

動画の冒頭部分。

95. クロージング (Closing)

動画の終了部分。

96. ラフカット (Rough Cut)

最初に大まかに編集されたバージョン。

97. ファイナルカット (Final Cut)

最終的に完成した編集バージョン。

98. テンプレート (Template)

定型的な編集フォーマット。

99. ライトリーク (Light Leak)

意図的に映像に光の漏れを加える効果。

100. モーション (Motion)

映像やテキストに動きを加える効果。

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まとめ

以上が「動画編集の基本用語100選」です。
これらの用語を理解することで、動画編集の効率が上がり、プロフェッショナルな作品を作るための基礎が整います。