運動系クラブ・部活卒団記念ムービーのコンテ・構成と編集ポイント｜動画編集スクールFURWA

動画編集未経験・初心者向けの記事です。

運動部の卒団ムービーは、単に「試合映像を並べる動画」ではなく、
努力 → 成長 → 絆 → 旅立ちという感情の流れ（ドラマ）を作る作品です。

コンテ（構成表）を決めることで、
「どこで盛り上げ」「どこで余韻を残すか」を意図的に作ることができ、結果として、視聴者（保護者・後輩・本人）が感情移入しやすくなります。

この記事では、その標準的な構成を、運動部の「球技系」「陸上・フィジカル系」「武道・格闘系」ごとに、動画編集のポイントを各部活ごとに、制作がはじめての人でも短時間でイメージできるように具体的に紹介します。

※内容は、動画編集講座（Step1.ビデオ編集基礎）の一部を簡潔に記載したものです。
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運動部卒団ムービーの「基本構成」を知る重要性

運動部の球技系・フィジカル系・格闘系ごとの基本構成を知ることは、卒団ムービー制作の質を大きく左右する重要な要素です。

１．競技特性を“的確に伝える”

競技や活動内容によって、魅力が伝わる見せ方が違います。

• 球技系はチーム連携や勝負の瞬間が主軸。
  「パス」「シュート」「歓声」「チームワーク」を軸に構成。
• 陸上・フィジカル系は努力と自己挑戦が主軸。
  「練習」「記録更新」「挑戦する表情」が大切。
• 武道・格闘系は精神面・所作・集中が主軸。
  「構え」「礼」「勝敗よりも姿勢」を重視した見せ方。

構成を理解してから撮る・編集することで、競技の本質を損なわない作品にできます。

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２．“ストーリーの流れ”が明確になる

競技ごとに流れ（ストーリー展開）が異なります。
その流れを理解して構成を組むことで、観る人が自然に感情移入できる動画になります。

ジャンル	代表的なストーリー構成例
球技系	チーム紹介 → 試合シーン → ハイライト → 感動のエンディング
陸上・フィジカル系	練習 → 記録への挑戦 → 成長の記録 → 表彰・笑顔
武道・格闘系	稽古 → 精神修養 → 試合 → 礼と感謝のシーン

このように「どの順番で見せると伝わるか」を把握しておくことで、観る人の理解と感動が深まります。

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３．撮影・編集の「狙い」がブレない

構成を理解していると、
「どんなカットを撮るか」「どのようなストーリーで映像をつなぐのか」「どこにBGMを入れるか」などの判断が明確になります。

• 球技系 → シュートはスローで、歓声を加えて印象的に
• 陸上系 → ゴール前のラストスパートをBGMで盛り上げる
• 武道系 → 対峙シーンでは音を抑えて緊張感を強調

構成を知らずに撮ると、必要な映像が見当たらず、ストーリー性がなくバラバラになりやすいです。

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４． “感動ポイント”を逃さない

各ジャンルには「感動が生まれる瞬間」が違います。

• 球技系：勝利の瞬間、抱き合うチームメイト
• 陸上系：ゴール後の姿、タイムを見上げる表情
• 武道系：礼を交わす瞬間、勝敗を超えた敬意

構成を把握していると、その瞬間を逃さずカメラに収められるようになります。

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５． “卒団ムービー”としてのメッセージ性が高まる

構成の理解は、「どんな想いを伝えるか」に直結します。
たとえば――

• 球技系 → 「仲間と戦い抜いた時間」
• 陸上系 → 「努力を積み重ねた自分への誇り」
• 武道系 → 「精神を磨いた日々への感謝」

競技の特性に合わせた構成で編集することで、メッセージがより強く心に響くようになります。

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運動部（球技系）卒団ムービーの基本構成

サッカー部・野球部・バスケットボール部・バレーボール部・テニス部・卓球部・ラグビー部など共通で使える構成です。

球技系の運動部の卒団ムービーでは、チームの成長・絆・努力の軌跡を、感動とともに伝える。つまり、この仲間で頑張ってきた時間を誇りに思える動画にすることです。

１．構成・コンテ例

シーン内容	映像（例）	テロップ・ナレーション	BGM演出
オープニング	チームロゴ 集合写真 グラウンド全景	「〇〇部 卒団記念ムービー 2025」	希望を感じるイントロBGM
チーム紹介・メンバー紹介	団旗 円陣 ユニフォーム姿	「僕らはこの仲間とともに走り続けた」 個人名テロップ	リズム感あるBGM （ビート系・軽快）
試合・大会のハイライト	試合プレー映像 （得点・守備・ガッツポーズ）	「あの瞬間の歓声は、今も胸に響く」	ドラムやギターで盛り上げるBGM
練習風景・努力の記録	トレーニング 声出し 指導	「日々の積み重ねが、今につながっている」	少し落ち着いたBGM （感情を引き立てる）
思い出・絆シーン	合宿 笑顔 ふざけ合い	「笑って、泣いて、支え合った毎日」	明るく温かいBGM （アコースティックギター系）
監督・コーチ・仲間のコメント	インタビュー風に数人ずつ	「先生、ありがとうございました」 「みんなと過ごせて最高でした」	感動系BGM （ピアノ中心）
ラストメッセージ・後輩への言葉	カメラに向かってメッセージ	「次の世代へ、バトンをつなぐ」	穏やかに締めるBGM （徐々にフェード）
エンディング＆クレジット	集合動画 or スローモーションで終了	「ありがとう〇〇部」	フィナーレBGM （感動の余韻）

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２．各シーンの演出ポイント

①オープニング

• チームカラーやロゴを活かしてチームらしさを演出。
• 開幕3秒で“何の動画か”が分かるタイトル構成にする。
• 校名＋年度＋クラブ名を明記すると記念感UP。

例：「〇〇中学校 サッカー部 卒団記念ムービー 2025」
映像例：屋上からのグラウンドショット、集合ジャンプシーンなど。

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②チーム紹介・メンバー紹介

• 個人写真やニックネーム入りテロップをテンポよく。
• 「背番号＋名前＋一言コメント」なども効果的。

例：「#10 山田 翼 – チームのエース」「#1 鈴木 遥 – 守護神」
コツ：1人あたり５秒前後で、BGMのテンポに合わせるとリズム感UP。

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③試合・大会ハイライト

• 勝敗に関係なく「頑張る姿」を中心に。
• スローモーション＋歓声SEで感動を強調。
• 重要な瞬間にテロップ演出

例：「仲間の声が、力になった」「あの一瞬の全力を忘れない」

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④練習風景

• “地道な努力”を象徴するカットを。
• 汗・声出し・表情のアップなどをつなぐとリアル。

例：「この毎日が、僕らの誇りだ」

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⑤思い出・絆シーン

• 合宿・昼食・移動中・オフショットなどで“仲間感”を演出。
• カメラ目線よりも自然な笑顔の方が感情を伝えやすい。

例：「笑い合える仲間がいたから、最後まで頑張れた」

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⑥コメント・インタビュー

• 1人10〜20秒目安、3〜5人程度がベスト。
• 静かな場所で、正面から自然に撮影。

質問例：
　「一番印象に残っている試合は？」
　「仲間に一言」

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⑦エンディング

• チーム全員の集合映像 or 練習後の夕焼けシーンなどで締める。
• 最後に「ありがとう」などのメッセージを入れる。

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運動部（球技系）部活別の編集のポイント

サッカー部（フットサル含む）

特徴
チームワーク・連携・ドラマ性が強いスポーツ。

編集ポイント

• 試合映像のリズム重視： 試合の“パス → シュート → ゴール”の流れに合わせてテンポよくカット。
• スロー再生の活用： ゴールシーンや決定的瞬間はスローで感動を引き立てる。
• BGM構成： 試合はアップテンポ、ラストは感動系に切り替える。
• テロップ： 「〇〇の華麗なスルーパス」「チーム一丸の守備」など、技の名前や役割を入れると理解しやすい。

おすすめ構成
「練習の地味な努力 → 試合の連携 → 優勝・感動 → メッセージ」
で“チームで成長した物語”を描くと◎。

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野球部（ソフトボール含む）

特徴
チームワーク＋個人の勝負が光るスポーツ。

編集ポイント

• 練習と試合の対比： 練習でのフォームづくり → 試合での実践、という流れで努力を感じさせる。
• カット切り替え： ピッチャー → バッター → 守備 → ベンチ、など複数視点でリズムを作る。
• 音声： バット音や声出しを生かすことで“現場感”を強調。
• エンディング： 引退試合や集合写真を“夕焼け＋感動BGM”で締めると感動が増す。

おすすめ構成
「ウォーミングアップ → 試合の名場面集 → 応援席・仲間の表情 → メッセージ」

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バスケットボール部

特徴
スピード感・切り替えの速さ・躍動感が重要。

編集ポイント

• テンポの良さ重視： カットを短めにして試合のリズムを生かす。
• カメラワーク： ドリブル・パス・シュートを“つながるように編集”すると迫力UP。
• BGM： ノリの良いリズム系を中盤に入れて盛り上げる。
• テロップ： 「ここで逆転」「チーム一丸の守備」など実況風が効果的。

おすすめ構成
「試合のハイライト → チームの支え合い → メッセージ＋笑顔のオフショット」

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バレーボール部

特徴
チーム連携と瞬間の集中力が鍵。

編集ポイント

• 連続プレー編集： “レシーブ → トス → スパイク”をつなげて1シーンとして演出。
• ハイテンションBGM： 試合中はテンポが早めの曲で勢いを出す。
• 感動演出： 試合後の握手・円陣・涙などはスローで見せる。
• 文字演出： 「繋ぐ想い」「最後まで諦めない」などチームスローガン風テロップが◎。

おすすめ構成
「練習での掛け声 → 試合ハイライト → 最後の円陣・メッセージ」

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バドミントン部・卓球部

特徴
スピード感と個人技が中心。

編集ポイント

• スロー再生で技の魅力を見せる： スマッシュやラリーなどはスローで「うまさ」を見せる。
• 音の使い方： 打球音が爽快なのでBGMを少し下げて“同録を主役に”。
• 構成： 個人戦 → 団体戦 → 仲間との絆をラストに。

おすすめ構成
「真剣な表情の試合 → オフの笑顔 → 卒団メッセージ」

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ラグビー部・アメフト部

特徴： チームの団結と迫力あるプレーが魅力。

編集ポイント

• 迫力重視の映像構成： タックル・トライなどを多角的に。
• BGM： 力強いドラムやロック系が合う。
• カット間の演出： スローモーション＋フェードで“重み”を出す。
• 終盤： チーム円陣・スクラム・握手で“絆”を強調。

おすすめ構成
「激しい練習 → 試合の攻防 → 勝利・敗北の涙 → チーム全体で笑顔の締め」

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運動部（フィジカル系）卒団ムービーの基本構成

陸上部・体操部・水泳部など共通で使える構成です。

陸上・フィジカル系の運動部の卒団ムービーでは、個々の努力や挑戦、チームとしての支え合い、そして「限界に挑んだ時間」を感動的に振り返る。つまり、「努力の軌跡 × 仲間との絆 × 次のステージへの希望」を伝える動画にすることです。

１．構成・コンテ例

シーン内容	映像（例）	テロップ・ナレーション	BGM演出
オープニング	練習場の風景 部員のシルエット	「限界を超えた、その先へ。」 「〇〇部 卒団ムービー 2025」	ピアノ＋弦楽器の静かなイントロ
メンバー紹介／ウォーミングアップ	準備運動 ストレッチ リレーのバトン渡し	「仲間と共に走り続けた日々」	軽快なBGM （リズム感あるドラム・ギター系）
練習・努力の軌跡	スタート練習 倒れ込む姿 フォーム調整	「苦しかった。でも、成長を実感できた。」	スポーティーでアップテンポなBGM
大会・本番シーン	スタート 演技中 ゴール	「あの日、すべてを出し切った」	盛り上がるBGM （ドラムビート・ブラスサウンド）
仲間・チーム	ハイタッチ 応援 涙、抱き合うシーン	「一人じゃなかった。みんなで走ってきた。」	感情を高めるBGM （ピアノ＋ストリングス）
インタビュー	顧問・コーチ・部員インタビュー	「挑戦の毎日が、今の自分をつくった」	穏やかなBGM
メッセージ	バトンパス、空	「これからも挑戦は続く」 「ありがとう、〇〇部」	感動から希望へ移るBGM
エンディング＆クレジット	集合映像 笑顔・夕焼け	「走り続けた時間を、忘れない。」	感動系のBGM

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２．各シーンの演出ポイント

① オープニング

• 陸上なら「スタートライン」、水泳なら「飛び込みの瞬間」など、“挑戦”を象徴する映像で始める。
• 朝焼けやシルエットで「努力の始まり」を演出。

例：「朝、誰より早くトラックに立っていた。」

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②メンバー紹介・ウォーミングアップ

• 個人種目でも「チーム感」を出すカット（声出し・円陣・ユニフォーム姿など）を。
• 名前と専門種目をテロップで紹介。

例：「佐藤 涼 – 100m短距離」「中村 美羽 – マネージャー」
ポイント：動きのあるスローモーションを入れると映像が締まる。

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③練習・挑戦シーン

• “地味だけど熱い努力”を象徴するパート。
• トラックでのフォーム練習、マットでの反復、泳ぎ込み、筋トレなどを交互に見せる。

例：「限界を超えようとするたびに、強くなれた。」

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④大会・本番

• 一番盛り上がるパート。
• ゴール・着地・フィニッシュなど“頂点の瞬間”をつなぐ。
• スローモーション＋歓声SEで臨場感を出す。

例：「すべての努力が、この一瞬に。」

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⑤仲間・支え合い

• 個人競技でも、仲間とのつながりが伝わる映像を中心に。
• 応援、ハイタッチ、涙の抱擁などで“チーム愛”を表現。

例：「背中を押してくれたのは、仲間の声だった。」

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⑥インタビュー

• 顧問や選手が「印象に残った大会」「感謝の言葉」を話す。
• 感情がこもった表情をクローズアップで撮ると◎。

質問例：
「一番の思い出は？」
「仲間へのメッセージ」
「次の目標は？」

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⑦次のステージ・エンディング

• 走り終えた後、トラックを歩く姿・夕陽・空を見上げるなど“未来”を感じさせる映像で締める。
• 最後に「ありがとう」のテロップ＋集合カットで余韻を残す。

例：「これからも、自分を超えていく。」

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運動部（フィジカル系）部活別の編集のポイント

陸上部（短距離・長距離・リレー）

特性
スピード感・集中力・瞬発力・チームワーク（リレー）など、「一瞬に懸ける力」と「継続の努力」を両立する競技。

編集ポイント

• テンポ重視： スタート〜ゴールまでの“瞬間”をリズム良くつなぐ。
• スローモーション活用： ゴール前・バトンパス・表情などをスローで感情的に。
• 環境音を活かす： スターティングピストル・足音・歓声などを残すと臨場感UP。

演出例

• BGM：アップテンポなビート＋感動的なピアノで切り替え。
• テロップ：短文で力強く（例：「0.1秒のために」「仲間と走った400m」）。

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体操部

特性
美しさ・集中力・一瞬の技術の完成度が魅力。
「静」と「動」のバランスが重要。

編集ポイント

• スロー再生の多用： 跳馬・鉄棒・床など、技の完成シーンをスローで見せる。
• 静止＋ズーム： 着地直後などを一時停止→ズームで印象的に。
• 照明・影のコントラストを強調： 編集で明暗を少し上げると“競技映え”する。

演出例

• BGM：ピアノやバレエ調など“美的”なものが相性◎。
• テロップ：少なめ・上品に配置（例：「美しさは努力の証」）。

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水泳部

ジャンル特性
透明感・爽快感・水しぶきのダイナミズム。
スピード＋フォームの美しさが映像映えする競技。

編集ポイント

• 水しぶきのタイミングでカット： リズム良く映像を切り替える。
• アングルを混ぜる： レース参加者全員が写る引き→部員のアップショットで変化を出す。
• BGMとの同期： 映像のテンポと曲のリズムを合わせると爽快感UP。

演出例

• BGM：爽やかなシンセ・ポップ系。
• テロップ：軽快で透明感のあるフォント（例：「限界の先へ」「仲間と泳いだ夏」）。

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運動部（武道・格闘系）卒団ムービーの基本構成

剣道部・柔道部・空手部・弓道部・ボクシング部・レスリング部など共通で使える構成です。

武道・格闘系の運動部の卒団ムービーでは、「努力と礼節」「心と体の成長」「仲間との絆」「挑戦の軌跡」などを中心に構成。静寂と緊張感のあるカットと、練習・試合・団員の表情を織り交ぜるのがポイントです。

１．構成・コンテ例

シーン内容	映像素材の例	音楽・音声	テロップ・ナレーションの例
オープニング	校章アップ 道場の全景 朝日が差す体育館	静かな和風BGM 武道・格闘ならではの同録（バン・バシュ）	「〇〇高校 柔道部 卒団記念」 「己に克つ」
挨拶・導入	礼の瞬間 掛け声 稽古開始カット	ナレーション or 部長の声	「この場所で、私たちは多くを学んだ」
練習風景	柔道→投げ込み 剣道→素振り 弓道→引き絞る瞬間	力強いBGM	「積み重ねた日々が、力になる」
試合・大会シーン	試合開始 決勝戦 勝利の瞬間	テンポのあるBGM	「勝利の裏にあるのは、無数の挑戦」
仲間との絆	仲間の笑顔 顧問と談笑 手拭き・防具整頓	優しいピアノ・ギター	「仲間がいたから、ここまで来られた」
メッセージ	正面撮影 or 壁前で1人ずつ	静かで感動的なBGM	「これからも、挑み続けます。」
エンディング	集合映像	穏やかな終曲	「〇〇部 卒団生一同」「ありがとう」 部員名一覧

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２．各シーンの演出ポイント

① オープニング

• 最初の5秒は“静”を活かす。黒背景 → 校章や道場名をゆっくりフェードイン。同録の柔道であればバン音（投げ技）、剣道であればシュッ音（素振り）、弓道であればバシュ音（的に決まる）を入れる
• その後、朝日が差す道場・畳・竹刀・弓などの“象徴カット”を入れると印象的。
• 集合シーンや整列の映像では、カメラをゆっくりパンして「団体の統一感」を演出。

ねらい：「静けさ」「伝統」「集中力」を伝え、見る人の気持ちを引き込む導入に。

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② 挨拶・導入

• 稽古開始の「礼」や「黙想」の瞬間を中心に構成。
• 指導者（師範・顧問）の声や号令が入ると“リアルな空気感”が伝わる。
• 気合を入れる場面があれば必ず使用。

ねらい：「厳しさの中にも絆がある」ことを感じさせるトーンづくり。

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③ 練習風景（努力編）

• 投げ込み・素振り・打ち込み・受け身など、動きのリズムがあるシーンを繋ぐ。
• ひたむきな表情や息遣い、汗をぬぐう仕草をクローズアップ。
• BGMのテンポに合わせて映像を細かくカットして“練習の熱量”を出す。

ねらい：見る人が「この努力の裏に成長がある」と感じるように。

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④ 試合・大会シーン（挑戦編）

• 試合開始の礼→競技中→勝利→握手、という“起承転結”を意識。
• 勝敗に関係なく、真剣な表情を中心に構成する。
• スローモーションで「決定的瞬間」（打突、一本、投げ、矢放ち）を見せると印象深い。

ねらい：「努力の成果」「真剣勝負の美しさ」を視覚と音で伝える。

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⑤ 仲間との絆（感謝編）

• 練習後の雑談・笑顔・片付けシーンを中心に。
• 顧問や後輩とのやりとり、道具を整える姿など“裏の努力”も加える。
• カットの間に「写真」や「集合ショット」を挟むと、時の流れが伝わる。

ねらい：見ている人が「仲間っていいな」と自然に思えるシーンづくり。

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⑥ メッセージ・インタビュー

• 一人ずつ、目線をカメラに向けて短いコメントを撮影。
• 正面・横顔などカットを切り替えるとテンポよく見れる。
• 背景は道場の壁・畳・校舎など、シンプルで静かな場所を選ぶ。

ねらい：一人ひとりの想いを“映像の声”として残す。後輩や家族が見ても感動するシーンに。

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⑦ エンディング

• ハイライトをスローモーションで再構成。
• 最後に「道場全体→集合写真→空（または校門）」へフェードアウト。
• 余韻を残すようにBGMをゆっくりフェードアウト。

ねらい：「終わりではなく、新しい挑戦の始まり」を感じさせる締め方に。

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運動部（武道・格闘系）部活別の編集のポイント

剣道部

特性
精神性・集中・「間（ま）」が重要。打突の瞬間に緊張感。

• 面を打つ瞬間の「メン」の掛け声とスロー再生が印象的。
• 礼や構えの所作を丁寧に撮る。
• 暗めの道場照明でも露出補正を調整して雰囲気を残す。

おすすめ構成
「稽古（礼・構え・素振り） → 試合（打突・気合・残心） → 感謝と締め（仲間・師範への礼）」

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柔道部

特性
“緊張と解放”のドラマ。柔よく剛を制す表現。

• 投げ技はスロー再生で迫力を出す。
• 柔道場の畳の音・息遣いも収音して臨場感を出す。
• 試合後の表情や握手も忘れずに。

おすすめ構成
「ウォームアップ → 試合（技の応酬・決まり技） → 感謝・コメント・集合シーン」

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空手部・少林寺拳法部

特性
「形（型）」の美しさと動作のキレが見どころ。

• 形（型）の美しさをスローで。動作の“キレ”が伝わる構成。
• 掛け声と動作が一致するようにBGMをテンポ合わせ。
• 照明を明るく、陰影を強調すると印象的。

おすすめ構成
「基本稽古（型の連続動作） → 試合・演武シーン → 精神面・感謝の言葉」

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弓道部

特性
静と集中の美。矢を放つ一瞬に全てを込める競技。

• 弓を引く手元のアップと「放つ瞬間の静寂」を対比。
• 矢が飛ぶ音に合わせてフェードイン・アウトを使うと効果的。
• BGMは静かな和音や環境音ベースが◎。

おすすめ構成
「準備（弓を構える・呼吸） → 試合・放つ瞬間（静寂演出） →仲間の笑顔・集合・礼」

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ボクシング部・レスリング部

特性
肉体のぶつかり合い・汗・闘志。激しさと努力の象徴。

• 試合中のスロー＋衝撃音カットインが迫力を出す。
• 汗・息遣い・グローブ音など「肉体のぶつかり合い」を強調。
• 練習中の苦しい表情→勝利の笑顔でストーリー性を。

おすすめ構成
「トレーニング・シャドー練習 → 試合（衝突・攻防・勝利） → 喜びと感謝・次への挑戦」

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編集ソフトの選び方と動画編集の学び方

１．「目的」と「自分のレベル」でソフトを選ぶ

卒団記念ビデオを作るとき、最初のハードルが「どの編集ソフトを使えばいいか？」です。
卒団ビデオのように「思い出をまとめる作品」を作るときは、まず「どのくらい手をかけたいか」でソフトを選ぶのがコツです。

①簡単作成向けソフト

• Adobe Premiere Elements
  Premiere Proの初心者向け・簡易版。テンプレートが豊富で操作もやさしい。
  注意点：自由な編集（細かい効果や音声処理）は制限がある。
• DaVinci Resolve（ダビンチリゾルブ）
  無料版でもカラー補正・音声調整・テロップ編集まで完結。
  注意点：パソコンでの処理が遅くなる場合がある。

②本格作成向けソフト

• Adobe Premiere Pro（卒団ムービーにおススメNo1）
  動画業界標準のソフト。細かいカット編集や音声調整、エフェクトが自由自在。
  注意点：月額制でややコストがかかる。
• Final Cut Pro
  Mac専用のプロ向けソフト。直感操作とスムーズな動作が魅力。
  注意点：Windowsでは使えない。

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２．独学では限界？スクールで学ぶメリット

動画編集はYouTubeなどで独学も可能ですが、「見よう見まね」だけでは時間がかかり、「検索→試す→失敗→調べ直す」を何度も繰り返し、完成度が上がらないことも多いです。
スクールで学ぶのは「最短ルート」、効率よく“自分の狙いどおりの伝わる映像”を作れるようになります。

①効率的に編集手順を最初から身につけられる

独学だと「どの順番で何をやればいいのか？」が分からず、手探りになりがちです。
スクールでは、プロが実際にやっている「編集の順番」「流れの型」を教えてもらえます。

具体的例：

• カット編集 → BGM → 音量調整 → テロップ挿入 → 書き出し
  という一連の作業を、順を追って学べる。
• 「どの段階で何をすればいいか」が分かるので、作業が迷子にならない。
• 先生が実際に操作画面を見せながら解説してくれる。

卒団ビデオでの効果

• 無駄な長さやテンポの悪さを防げる
• “泣ける・笑える・感動する”構成を意識して作れる
• 完成度の高い作品を短時間で作成できる

② 映像の「伝え方」を学べる

スクールでは、ただソフトの使い方を覚えるだけでなく、「どう見せれば意図どおりに伝わるか？」という“ストーリーの作り方”も学べます。

具体的には

• 視聴者が感動する“見せ方”や“流れ”の構成法
• 音楽の入り方・タイミング・間の取り方
• 画面レイアウトやテロップの読みやすさ
  などを、実際の例を見ながら身につけられる。

卒団ビデオでの効果

• ただの記録映像ではなく、「想いが伝わる映像」になる
• 部員や先生、保護者に“心に残る作品”として喜ばれる
• 写真やメッセージ動画のつなぎ方が自然で見やすくなる

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③ 質問・添削でつまづきをすぐ解決できる

独学だと、ちょっとした設定やエラーで何日も作業が止まることがあります。
スクールなら、分からない部分をその場で質問・解決できます。

具体的には

• 「音が出ない」「テロップがずれる」「書き出しができない」など、
  　初心者がよくつまずく問題をすぐサポート。
• 添削してもらうことで、自分では気づけない“改善点”が分かる。
• 受講生の作品を見ることで、表現の幅も広がる。

卒団ビデオでの効果

• 編集ミスやトラブルを未然に防げる
• 編集のモチベーションを最後まで維持できる
• 限られた期間でも、きちんと完成まで進められる

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３．どんなスクールが向いている？

動画編集スクールといってもさまざまです。
卒団ビデオなど“記念映像”を作る人におすすめなのは、動画編集を学びながら卒団ビデオを作れるスクールです。

順位	スクールタイプ	モチベーション維持	サポート	成長スピード
1位	マンツーマン対面	★★★★★	★★★★★	最速で上達
2位	集団学習対面	★★★☆☆	★★★☆☆	着実に上達
3位	オンライン	★☆☆☆☆	★☆☆☆☆	マイペースに上達

卒団ビデオのように「期限がある作品」を作る場合は、迷わず マンツーマン指導 が最も安心です。
作品完成まで伴走してもらえるため、「途中で止まる」「操作で詰まる」リスクを最小化できます。

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まとめ

運動部の卒団ムービーは、

• 球技系 → 「仲間と戦い抜いた時間」
• 陸上系 → 「努力を積み重ねた自分への誇り」
• 武道系 → 「精神を磨いた日々への感謝」

がポイントになります。

競技の特性に合わせた構成で編集することで、メッセージがより強く心に響くようになるので、上記のポイントを参考に、卒団ムービー制作をしてみてください。

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