初心者でもかんたん！イメージに合ったタイトル・テロップのデザイン｜動画編集スクールFURWA

動画編集未経験・初心者向けの記事です。

動画における「タイトル・テロップのデザイン」は、視聴者の印象や理解度に大きく影響します。

この記事では、イメージに合ったタイトル・テロップをデザインするための考え方・手順を動画編集初心者にも分かりやすくかんたんに解説します。

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注：使用する動画編集ソフトの性能によって、色が選べない場合や、自由に位置を変えられないなどがあります。

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デザインの基本の考え方

動画は誰に何を伝えたいかで構成や見せ方が変わります。
タイトルやテロップのデザイン（フォント・色・演出）も、視聴者に響くように設計する必要があります。

１．タイトル・テロップデザインは「動画の目的」と「ターゲット」で決まる

動画は「誰に・何を・どう伝えるか」がすべての出発点です。
そして、テロップ（タイトル・字幕）のデザインは「伝える手段の最前線」にあたります。
つまり、タイトル・テロップには、動画全体の意図や魅力を、最初に“視覚で注目させる”効果があるのです。

①デザインは“伝える相手”に合わせる

• 子ども向け → 親しみやすく、メリハリがはっきりしている
• 専門家向け → 正確で、信頼できる雰囲気
• 若者向け → テンポ感と視覚的インパクトが大事

ターゲットを絞らず作ると、誰にも刺さらない＝スルーされる動画になります。

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②「目的」によって伝える“深さ”と“温度”が変わる

目的	テロップに求められる役割
商品を売りたい	興味を引き、背中を押す強いワードと演出
信頼を得たい	誠実さ、実績、雰囲気を損なわないデザイン
知識を伝えたい	明確さ、整理された構造、ストレスのない視認性
世界観を見せたい	雰囲気に没入させるためのフォント・動き・色

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２．テロップは「言葉」＋「視覚」のハイブリッド

単なる情報表示ではなく、「誰に向けて、どう響かせるか」を意識したビジュアル設計が求められます。
たとえば、同じ情報でも、以下のように変わります。

例1　同じ内容でも印象が違う

テロップ内容：「期間限定！今だけ〇〇円引き」

ターゲット	表現の違い
若者向け（SNS系）	フォント：ポップ体 カラー：原色＋大きめ文字 演出：ポン！と飛び出る動き
ビジネスマン向け（広告）	フォント：角ゴシック体（堅実） カラー：紺・グレー・白 演出：スライドで静かに表示

同じ言葉でも、「誰に伝えるか（ターゲットに合わせたデザイン）」で印象が変わります。

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例2　動画の“雰囲気”が変わる or 高まる

• 医療系動画で、カラフルなPOP体フォントが出たらどう感じますか？
  　→ 「軽い印象…」と不安になり、「小児専門病院？」と誤解が生まれす可能性があります。
• エンタメ動画で、地味な明朝体＆グレーの小さい文字だったら？
  　→「テンション低い」「退屈そう」に見えてしまいます。

テロップは「空気」「信頼」「安心感」「楽しさ」など、言語化できない印象を支える要素なのです。

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Step１．動画ジャンルに合ったキーワードを決める

①「ジャンルの本質」を1フレーズで言語化する

「このジャンルは何を伝えたいのか？」を抽象的に一言で定義します。

• 企業PR → 信頼と実績を伝える
• バラエティ・エンタメ → 見て楽しい！笑える！
• 解説・教育 → わかりやすく、整理された知識
• 美容・ライフスタイル → 心地よく、上質でオシャレ
• Vlog（旅・日常） → 共感・癒し・世界観への没入感

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②「印象」を持たせるキーワードを洗い出す

企業PR・商品紹介（真面目なジャンル）

印象キーワード：安定感・誠実・清潔感・信頼性・精密・プロフェッショナル

解説・教育系（ビジネス系YouTube、How-to動画）

印象キーワード：論理的・知的・整然・信頼感・簡潔・体系的

バラエティ系（お笑い・企画動画・エンタメ）

印象キーワード：明るい・派手・楽しい・賑やか・誇張・カジュアル

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Step２．キーワードに合ったフォントを選ぶ

フォントは「視聴者に与える第一印象」を大きく左右します。
声のトーンと同じように、フォントには感情・温度・品格が宿るため、動画の内容とズレたフォントを使うと、違和感や信頼性低下につながります。

１．代表的なフォント種類と特徴

ゴシック体

均等で読みやすく、視認性が高い。万人向け。

動画のジャンル	印象（キーワード）	具体例フォント
解説・字幕	読みやすい	游ゴシック、メイリオ
ビジネス・企業PR	信頼感・整然	小塚ゴシック、源ノ角ゴシック
医療・行政・福祉系	誠実・明快	UDデジタル教科書体

ポイント

• 長文の字幕や説明が多い動画に適しており、「速読」に強い。
• 無機質に見えがちなので、サイズや色で印象調整が必要。

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明朝体

縦線が太く、横線が細い。繊細で上品。ややクラシカル。

用途ジャンル	印象（キーワード）	具体例フォント
美容・スキンケア	優雅・高級感	游明朝、ヒラギノ明朝
ドキュメンタリー	厳か・深い	小塚明朝、源ノ明朝
ブランディング	伝統・品格	本明朝、筑紫明朝

ポイント

• テロップで穏やかに感じさせる効果がある。
• 細く見えるので、小さなサイズや背景に注意。

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POP体・手書き風

カジュアルで丸みがあり、親しみやすい。ポップで遊び心あり。

用途ジャンル	印象	具体例フォント
エンタメ・バラエティ	楽しい・元気	けいふぉんと、あんずもじ、マキナス
キッズ・教育	親しみやすさ	創英角ポップ体、やさしさゴシック
日常系Vlog	柔らか・ほっこり	はなぞめフォント、創英角プレゼンス

ポイント

• 感情表現・雰囲気づくりに最適。
• 長文に使うと読みづらいため、短文のセリフ風に限定すると効果的。

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２．「フォント使い分け」事例

商品紹介（高級コスメ）

• タイトル：「純白肌へ。オーガニック美容液」 → 明朝体＋白＋ゆっくり浮かび上がる
• キャッチコピー：「肌にやさしく、しっかり届く」 → 游明朝 or 細い明朝体
• 補足説明：「ヒアルロン酸・セラミド配合」→ ゴシック体で箇条書き風に

バラエティ（実験系）

• タイトル：「メントス×コーラで何が起こる？」→ 太POP体＋赤黄グラデーション
• 効果音：「ドーン！」→ 手書き風フォント＋爆発エフェクト
• 解説：「なぜ噴き出すのか？」→ ゴシック体で整然と表示

教育（ビジネス用語の解説）

• タイトル：「KPIとは何か？」→ 太ゴシック＋青背景で信頼感
• 小見出し：「KPIは達成目標の指標」→ ゴシック（中太）＋左からスライド
• まとめ：「目標が明確になる」→ 明朝体で余韻を持たせる

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Step３．イメージに合ったカラー＆コントラストを見つける

タイトル・テロップは“視認性”と“感情の訴求”の両立が重要です。
配色とコントラストの工夫次第で、テロップが「見えやすい」「印象に残る」「理解しやすい」ものに変わります。

１．配色の基礎

① 背景と文字のコントラストを最大化

背景	文字色のおすすめ	理由
明るい背景（白、空、照明）	黒、紺、深緑	見やすく引き締まる
暗い背景（夜、室内、黒）	白、黄色、明るい水色	抜けが良くなる

ポイント： 輪郭が曖昧なときは「ドロップシャドウ」「縁取り（ストローク）」を併用する。

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② 色で“感情”や“情報の強さ”をコントロール

使う色	感情や効果	使用シーン
赤	注意・強調・緊急	キャンペーン／警告／ツッコミ
青	知性・誠実・冷静	ビジネス系／解説系／医療系
黄	明るさ・注目	エンタメ／子供向け／目立たせたい時
緑	安心・安定感	健康・ライフスタイル系
ピンク	優しさ・親しみ	女性向け／美容／恋愛
黒・グレー	品格・落ち着き	高級感／ドキュメンタリー／背景用

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③強調すべき単語だけ色を変える or 太字にする

例1：セール告知
　「今だけ！【期間限定】の特典あり！」
　→「【期間限定】」だけ赤色＆太字＋周囲は白文字でシンプルに。

例2：教育系動画
　「KPIは目標達成の指標を意味します」
　→「目標達成の指標」だけ黄色＋太字で視線誘導。

例3：料理動画
　「コツ①：火加減は中火がベスト！」
　→「火加減は中火」部分をオレンジ色＋やや大きくしてインパクト。

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２．プロっぽくするためのかんたんテクニック

①ブランドカラー or 世界観に統一感を持たせる

視聴者が「一目であなたの動画だと認識する」ために、色の統一は非常に効果的です。
色は視覚的ブランディングの基本で、ロゴやパッケージと同様に「記憶と印象」を結びつけます。

• 企業やチャンネルにカラーがあるなら、一貫して使うことで「記憶に残る」演出に。
• 例：サントリー → 青、無印良品 → 赤茶・グレー、マクドナルド → 赤×黄

実際のブランド使用例

ブランド	主なカラー	視覚印象
サントリー	青・白	清涼感・信頼・清潔感
無印良品	赤茶・グレー	無機質・質素・自然体
マクドナルド	赤・黄色	活気・元気・注目度
Netflix	黒・赤	重厚・刺激・映画的
スターバックス	緑・白	自然・安心・余裕

ジャンル別のカラー傾向

ジャンル	推奨カラー	理由
美容系	ピンク・白・金	柔らかく上品な印象
ガジェット紹介	黒・グレー・青	モダン・知的・未来感
教育／解説	青・白・黄	理性＋明瞭さ
エンタメ／バラエティ	赤・黄・黒	派手・注意喚起
料理	木目調・オレンジ・緑	自然・温かみ

使用上のポイント

• タイトル・サムネイル・テロップ・背景・グラフィックに統一感を。
• たとえフォントが違っても、色だけでも「あなたらしさ」が演出可能。

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②文字に“座布団（背景プレート）”をつけて見やすさUP

文字の下になる映像の動きや色彩が多いと、どんなに良いフォントでも文字が埋もれます。
このとき活躍するのが「座布団（背景プレート・帯）」や「シャドウ」です。

種類	特徴	例
半透明ボックス	背景を軽く透かすことで映像と両立	白60%や黒35%など。 プレート状に角丸加工で柔らかく
座布団	テキストの下に単色の帯を敷く	TVニュース系や教育系。 黄色×黒などメリハリ重視
グラデーション	文字の座布団をグラデーションに	映画系・Vlogなど上品にしたいとき向き

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③ドロップシャドウで視認性向上

ドロップシャドウの役割

• 文字の奥行き感（立体感）を演出
• 背景から文字を浮かせて、読みやすくする
• 映像に対してなじませながら存在感を出す

種類	特徴・使い方	向いている動画ジャンル
ソフトシャドウ	ぼかしを多めにして柔らかく落とす	Vlog、ドキュメンタリー、旅行映像など
ハードシャドウ	くっきりした輪郭で目立たせる	バラエティ、エンタメ系、広告系
カラーシャドウ	シャドウに赤・青・紫などカラーを使用	ファッション、美容系、ポップな動画
方向付きシャドウ	シャドウを一方向に落として動きを演出	モーショングラフィックやCM

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④ストロークで輪郭をはっきりと

ストロークの役割

• 文字の輪郭を強調して背景と分離
• 明るい背景でも文字をはっきり読みやすくする
• 一部の文字に使えば「強調効果」としても機能

種類	特徴・使い方	向いているジャンル
白文字＋黒縁	最も基本的・汎用性◎	教育、ビジネス、解説系
黒文字＋黄色縁	ポップで注意喚起効果が高い	バラエティ、CM
太めのストローク	遠くからでも視認性が高くなる	イベント告知、街頭動画など
細めのストローク	スタイリッシュ・ナチュラルに見せたい時	Vlog、美容系
ダブルストローク	内外2重に縁をつけて視認性UP（少し派手）	YouTubeサムネなど

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furwa.co.jp

2023.12.26

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Step４．読みやすいようにサイズ・レイアウトを整える

テロップは単なる「文字情報」ではなく、見やすさ・印象・視線誘導に大きな役割を果たします。
なお、視聴環境によって映像の見える範囲は異なります。安全を考慮するならば、映像の80％内側に収めてレイアウトしてください。

１．用途別レイアウトの基本

用途	位置	サイズ（目安）	補足ポイント
タイトル	中央 or 左上	40〜70pt	画面の「主役」。大きくても中央バランスを崩さないよう注意。フォントに個性を出すと◎。
サブタイトル	タイトル下	24〜36pt	タイトルとの階層関係を保つ。字間・行間をやや広めにすると読みやすい。
会話字幕	画面下中央	18〜28pt	フォントは読みやすさ最優先。人物の顔や表情にかぶらない位置調整が大事。
ナレーション対応テロップ	画面下中央 or 左下	20〜32pt	セリフ字幕よりやや大きく、内容に重みを出したいときは中央配置に。

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２．レイアウトを整える２つのポイント

① 行間

行間（Line height）は、1行の文字と次の行の文字との“縦の間隔”のことです。

行間が詰まりすぎると、文字がギュウギュウで「読みづらい」「窮屈」に感じます。
行間をやや広めにとると、目に優しく「読みやすく、きれい」に見えます。

• 通常の字幕：フォントサイズ × 1.2〜1.4
• タイトルや長文テロップ：1.4〜1.6
  　例：文字サイズ28pt → 行間 約34pt〜40pt

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② 字間・カーニング

字間（Tracking）は、文字と文字の「全体的な間隔」
カーニング（Kerning）は、特定の2文字の間隔を細かく調整することです。

字間が狭い → 緊張感・力強い印象（タイトルなどに向く）
字間が広い → やわらかい・読みやすい・情報的な印象（説明に向く）

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３．ジャンル別テロップ・タイトルのレイアウト傾向

ジャンル	レイアウト傾向
バラエティ番組	・字幕は下中央に常時表示（話している人のセリフ） ・本編ではタイトルや補足は左上／右上にポップに配置 ・カラーはキャラ分け、強調したいワードは赤・黄色・水色など ・動きやエフェクト多めでテンポ重視
Vlog（日常系）	・下中央に会話テロップ、左上にシンプルなタイトル ・空間を活かすため余白多め、ミニマルな見せ方が多い ・手書き風フォントや白フチ文字などで親近感を演出
解説・教育系	・左上または左下に一貫したタイトル・話題表示 ・解説は下に整然と表示（長文でも読みやすい行間・余白） ・スライドでキーワードだけを中央に表示するケースも ・全体として統一感重視、動きは少なめで視認性最優先
企業紹介 採用動画	・タイトルは中央または左上、映像と調和した落ち着いた配置 ・サブテキストや補足情報は左下・右下に分散表示されることが多い ・余白と行間を多くとって「信頼感」「品位」を演出 ・背景とのコントラストを意識して透明度・色を調整したテロップ
商品紹介 レビュー系	・重要な情報（価格・機能・名称）を右上や中央に目立つように配置 ・人物紹介や感想は画面下中央にテロップで補足 ・「比較」や「ポイント整理」は図表的レイアウトで整理されていることも ・全体としてメリハリがあり、1画面内に複数のテキストが共存しやすい
CM・映画予告風	・タイトルは中央または画面いっぱいに大きく配置、印象的に演出 ・字幕やサブ情報は最小限。映像美を邪魔しない配置（下部や暗部に配置） ・動きとエフェクトを活かして“映画的”印象を与える ・情報量よりも「雰囲気」や「余白」が主役
ドキュメンタリー	・左下や画面下中央に、話者名・肩書き・字幕が控えめに表示 ・インタビューでは画面左に人物名／右にトピックタイトルなどでバランス調整 ・余白・透明度を活かした“馴染ませる”レイアウトが多い ・全体として落ち着きと信頼感を演出する構成
旅行 観光紹介	・地名・スポット名は画面右上や中央に、背景を活かしつつ大胆に配置 ・テロップや説明は下部・サイドに配置して映像の魅力を隠さない工夫 ・ピクトグラムやアイコンとの組み合わせが多い ・オープニングでは地図・地名を中央にレイアウトして誘導感を出す
料理 レシピ動画	・材料や手順のテロップは左上〜左中央に縦組み、もしくは右上にポイント表示 ・完成品の名前などは中央〜やや上部に大きく出す ・字幕は下中央に必要な会話・補足だけ出すスタイルが多い ・手元が見えるよう、下部の余白を確保したレイアウト
イベント告知 プロモーション	・中央大きめに日付・イベント名を配置、下部に詳細情報 ・チケット情報などは画面右下に「予約はこちら」といった誘導付きで表示 ・動きのある背景に合わせて、テロップもフェードやスライドで登場 ・「一目でわかる・記憶に残る」見せ方がポイント

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Step５．アニメーションで魅せる

タイトル・テロップにアニメーションを加えることによって、視聴者の感情や注目をコントロールし、動画の世界観に没入させることができます。

１．アニメーションで魅せる理由

① 視聴者の注意を引きつける

アニメーションには「動き方」によって視線誘導ができます。
動かすことで、「見てほしい情報」に集中させることができます。

• 静かな映像の中でテロップがふわっと出てくる → 視聴者の目を引き、優しい印象を持つ
• 重要ワードがポンとポップアップ → 内容の「重要部分」が直感で伝わる

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② 視覚的な飽きを防ぐ（テンポ感の演出）

動画を見ているとき、同じリズムや表現が続くと視聴者は飽きてしまう傾向があります。
アニメーションを入れることで、

• 映像に変化が生まれる
• テロップが「リズム」や「呼吸」のように機能する
• テンポの良さ＝プロらしさ・見やすさにつながる

動画の内容にあったアニメーションは、視聴者の集中を途切れさせない効果があります。

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③ 感情・トーンを視覚で伝える

文字そのものに感情はありませんが、アニメーションを加えることで感情を表現できます。

• ゆっくりフェードイン → 優しさ・穏やかさ
• ビビッドなズーム＋色変化 → 驚き・楽しさ
• 滑らかなスライド → 洗練・安心感

視覚表現によって、言葉の「裏にある感情」や「雰囲気」を伝えられます。

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２．かんたんなタイトル・テロップにアニメーション

動画編集初心者でも、かんたんに付けられるタイトル・テロップアニメーションを紹介します。

①フェードイン／フェードアウト

フェードイン／フェードアウトは、スッと現れる・スッと消える動きです。
シンプルでどんなジャンルにも合う一番使いやすいアニメーションで、視聴者に「自然な導入感」を与えます。

使いどころ

• タイトルの登場時
• 感情を落ち着かせたいシーン
• 落ち着いた雰囲気のVlogやドキュメンタリーなど

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②スライドイン

スライドインは、テロップが横・縦からスッと出てくる動きです。
動きがあるため勢い・元気さを演出でき、視聴者の視線誘導にも効果があります。

使いどころ

• バラエティ風の演出
• 強調したい言葉、セリフの登場時
• 「説明テロップ」の挿入に

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③スケールイン

スケールインは、拡大 or 縮小しながら登場するテキスト演出です。
強調感・ポップさが一気にアップします。若者向け・バラエティ感に最適です。

使いどころ

• 強調ワードの出現時
• 商品名・価格・リアクションなどのシーン

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３．ジャンル別｜タイトル・テロップのアニメーション傾向

ジャンル	アニメーション傾向	主な動きの特徴	視聴者への印象
バラエティ	派手でテンポが速い	・ポップアップ（拡大） ・スライドイン（左右から） ・回転・ぶるぶる振動	楽しい・面白い・注意を引く
Vlog（日常系）	ゆったり＆自然な動き	・フェードイン／アウト ・軽い上下スライド ・手書き風の浮かび上がり	リラックス・親近感・優しさ
解説・教育系	最小限でわかりやすく	・フェードイン／アウト ・スライドイン（下から） ・キーワードが順番に出る	落ち着き・信頼感・集中しやすい
企業PR・採用動画	上品で洗練された動き	・フェード＋透明度調整 ・ズームイン（ゆっくり） ・タイポグラフィ風の出現	品質感・誠実・信頼できる
商品紹介・レビュー	メリハリとテンポ感	・ポップアップ ・スライド＋イーズアウト ・カットイン（ズバッと切り替え）	記憶しやすい・楽しい・印象に残る
CM・映画予告風	ドラマチックな演出	・ズーム＆ブラー演出 ・トランジション的アニメーション ・文字が光る・浮かび上がる	映画的・高揚感・プロフェッショナル
ドキュメンタリー	動きは抑えめ	・フェードイン／アウトのみ ・透明度変化 ・時には無アニメでしっとりと	静かさ・重厚さ・信頼感
旅行・観光紹介	情報を映像に溶け込ませる演出	・下からフェードイン＋帯 ・地名・日付がふわっと出現 ・地図アイコンと連動	分かりやすい・雰囲気に合う・軽やか
料理・レシピ	手順に合わせてテンポUP	・材料は順にフェード＋スライド表示 ・完成時にポップ＋キラキラなど装飾あり	親切・テンポが良い・料理が映える
イベント告知 プロモーション	目立つ演出＋視認性重視	・大きな文字のズームイン ・点滅・色変化で強調 ・日付などをアニメで順に表示	緊急感・注目される・行動喚起される

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まとめ

タイトルやテロップは、動画の“雰囲気と目的”に合わせると◎。
上記のテクニックを活用して、自分の作る動画に最適なデザイン＆アニメーションを見つけてください。

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